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脳内旅行社

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風の影〈上〉
評価:
カルロス・ルイス サフォン
集英社
¥ 780
(2006-07)
舞台:バルセロナ

 文庫で〈上〉〈下〉巻があります。
 とてもいい本です。この作品を好きにならない本好きがいるでしょうか。

 主人公の少年ダニエルが古い書庫で見つけた謎の小説の作者を探して刑事や亡霊につけまわされながらいろんな人に出会い成長していく、ミステリ要素のある青春物語です。

 「忘れられた本の墓場」のあやしく魅力的な雰囲気、謎の過去を持つ陽気な相棒フェルミンを始めとした大人たちがダニエルの成長を見守る温かいまなざし、若くまっすぐな、命をかけた冒険と恋。
 なかでも、小話めきますが、養老院への侵入手口と、後日談がほほえましくて好きです。

 亡霊に悩まされたり命の危険に晒されながら失踪した作家の過去を紐解き追跡するという暗い長編なのに読後こんなにも爽やかなのは、登場人物の純粋さと、舞台となったバルセロナという街の明るさのせいかもしれません。

バルセロナ・エッセンシャルズ〜バルセロナ総合情報サイト〜
Posted by red2key
スペイン / 01:02 / comments(6) / trackbacks(107)
霧越邸殺人事件
評価:
綾辻 行人
新潮社
¥ 900
(1995-01)
舞台:信州
 この作品の雰囲気や最終的には論理的にまとまる展開が好みです。
 吹雪で滞在することになった霧越邸で、北原白秋の同様に見立てた連続殺人事件が起こります。登場人物は東京の弱小劇団員。
 童謡の見立て、姓名判断、邸内で起こる怪奇現象、謎の人物、そして連続殺人。文学や美術に関する適度な薀蓄も絡めながら次々と提示される謎には、飽きることがありません。そして物語の最後では探偵役の謎解き。すでに提示されていた事実がここで理由を与えられ、なるほど!と膝を叩くことになります。さらに、それだけでは終わらない二重の謎解き。
 言葉遊びに現実離れしたこじつけ感はありますが、だからこそ読み物として面白いとも言えると思います。小説だから文字を使ったトリックを活用できるわけで。現実に近い話は、テレビドラマや映画で実現すればいいですものね。
 ひとつだけ、霧越邸の大仰な見取図の必要性には疑問を感じます(笑)。

Access信州発・長野県の観光情報&宿泊施設の紹介と四季のアウトドアガイド
Posted by red2key
長野 / 00:10 / comments(0) / trackbacks(11)
月光ゲーム―Yの悲劇’88
評価:
有栖川 有栖
東京創元社
¥ 609
(1994-07)
舞台:長野県 小諸駅からバスで行く、長野と群馬の浅間山系架空の矢吹山。

 山で知り合った複数の大学生グループがキャンプをしていると、仲間の失踪、噴火、盗難や連続殺人といった事件が次々に起こります。
 ミステリは納得行く動機があってこそトリックが生きてくると思います。私のその持論からすると、真犯人の動機に共感できなかった分、作品への評価は下がってしまいました。この小説の登場人物である大学生のキャンプ生活や恋愛に感情移入するには、三十路女は年を取りすぎているのでしょう・・・。特徴のない登場人物がやたら大勢いて、誰が犯人か論理的に的を絞れない状況で「読者への挑戦」をされてもツラいものがあります。思春期から大学生くらいのうちに読めば、もっと楽しめたのかもしれません。
 ダイイング・メッセージの謎解きも、ちょっといまいちでした。

小諸市観光協会

Posted by red2key
長野 / 23:43 / comments(0) / trackbacks(5)
地下鉄のギタリスト―Busking in London
舞台:ロンドン

 この本を書店でパラパラとめくって初めて読んだとき、感動のあまり涙を流してしまいました。
 著者の土門秀明さんは日本でプロのギタリストとして活躍した後、ロンドン公認の地下鉄アーティスト「バスカー」として活動しています。収入は乗客たちからもらうチップのみ。
 この本は土門さんのバスキングと、彼の音楽を通りすがりに聴く乗客と、バスカー仲間たちのエピソード。ひとつひとつのエピソードに心温まるドラマがあります。
 ロンドン地下鉄同時爆破テロ事件の際、バスカーたちはチップをもらわずにいつも通りの演奏を続けたそうです。乗客であるロンドン市民を元気付けるために。

ロンドンサイド
イギリスの首都ロンドンの観光、地域、生活情報と写真や掲示板等
Posted by red2key
ロンドン / 03:45 / comments(0) / trackbacks(5)
マンハッタン・ラブストーリー DVD-BOX
評価:
松岡昌宏,及川光博,酒井若菜,塚本高史,船越英一郎,松尾スズキ,森下愛子,小泉今日子,宮藤官九郎,TOKIO
ジェネオン エンタテインメント
¥ 19,152
(2004-03-12)
舞台:マンハッタン ではなく、軽井沢 でもなく、東京。
   横浜の大黒埠頭もよく登場します。

 DVDで観たのですが、最高!に笑えるドラマでした。放映当時は白い巨塔の裏番組だったせいで視聴率が奮わなかったそうです。私も白い巨塔を観ていたためノーマークでしたが、もっと注目されてよい作品です。特に30代後半の方々にはツボかと思われます。
 マンハッタンは舞台となる喫茶店の名前。
 宮藤官九郎さん脚本のドラマの中でも私がこれを特に好きなのは、主要登場人物である赤羽さん(小泉今日子さん)が年代的に近いからだと思います。それにしても強烈におバカなキャラ赤羽さんが、年下のベッシー(及川光博さん)に恋して、周囲を巻き込んで大騒ぎしても、全然イタくない。むしろ、すごくかわいい。やっぱりキョン2は永遠のアイドルなんですね。
 物語はマンハッタンに来るお客や店員として描かれるAからH(登場人物の頭文字)までの恋愛が連鎖して進みます。一つ一つの話はドタバタなのですが、全体として話がうまくつながっていき、回を追うごとにみんなの恋はどうなっちゃうの!?と、TOKIOの松岡君扮するマンハッタンのマスターと一緒にヤキモキしてしまうこと請け合い。
 登場人物全員がとんでもなく個性的なんですが、私が好きなのは再現ドラマで赤羽さんや忍君に扮した猫背椿さんのわざとらしすぎて相当笑える演技と、タクシードライバー赤羽さんの同僚イボリー(尾美としのりさん)の下品な下ネタ(「交尾してもらったか?」みたいな)。
 特典DVDに収録されている磯山晶プロデューサーのインタビューも興味深かったです。Fの船越栄一郎さんには最初から出てもらうつもりだったわけではないという裏話とか(その割には、軽井沢夫人なんていかにも船越さんっぽいドラマが初回からネタになってたのに)、よく見かける空港に追いかけて行ってギリギリで間に合うなんていうありきたりな展開のドラマにはしたくない、みたいな考え方をお話されています。

東京喫茶
Posted by red2key
東京 / 02:54 / comments(0) / trackbacks(15)
死亡推定時刻
評価:
朔立木
光文社
¥ 780
(2006-07-12)
舞台:山梨県、河口湖町

 現役の弁護士が書いた、誘拐殺人の冤罪事件に関するド社会派ミステリです。
 真犯人は物語の前半から示唆されていて、ミステリとしてはいわゆる倒叙形式と言えると思いますが、この本で面白い部分はミステリの筋そのものよりも、警察の誘拐事件捜査、容疑者に対する尋問、裁判などの描写の具体性です。
 損得勘定抜きで容疑者の冤罪を晴らそうとする国選弁護人を思わず知らずのうちに応援しつつ読み進めながらも、いい大人なのにあまりにも子どもっぽい容疑者に対してはたびたびイラっとさせられます。短絡的思考で証言を行い、こんなんじゃ疑われてもしかたがないと思ってしまう。しかし、殺人に関しては明らかに無実。その無実の人間を、警察が信念のもとに有罪に追い込んで行く経緯が、リアリティがあって恐ろしかったです。

富士河口湖総合観光情報サイト
Posted by red2key
山梨 / 01:44 / comments(0) / trackbacks(2)
翳りゆく夏
評価:
赤井 三尋
講談社
¥ 730
(2006-08-12)
誘拐事件の舞台:横須賀

 内容はちょい社会派ですが、登場人物に魅力を感じることができる読後爽やかなミステリです。
 ある大手新聞社に内定した優秀な女子学生が、二十年前の誘拐事件の娘であるという記事がゴシップ雑誌に掲載されるところから物語は始まります。内定を辞退しようとする女子学生、慰留しようとする新聞社人事厚生局長、社主の命令で誘拐事件を取材し直す窓際族の元記者それぞれの思いが丁寧に描かれており、感情移入しながら読むことができます。
 物語は誘拐事件のやり直し取材を中心に展開します。取材によって誘拐事件の真相が明らかにされるだけでなく、ある主要登場人物の家族に関する重大な事実が判明します。
 内定を辞退しようとする女子学生を、新聞社のお偉方たちが誠意を持って慰留するエピソードに心温まる思いがしました。

横須賀市ホームページ「観光情報」

Posted by red2key
神奈川 / 01:32 / comments(0) / trackbacks(0)
月館の殺人 上 IKKI COMICS
評価:
佐々木 倫子,綾辻 行人
小学館
¥ 1,050
(2005-08-10)
舞台:北海道

 このミス 2007年版でどなたかが絶賛していたので読んでみました。コミック上下巻、内容はミステリです。
 ミステリ「館」シリーズで有名な綾辻行人さんと、動物のお医者さんおたんこナースで有名なマンガ家の佐々木倫子さんのコラボレーション。
 幼い頃に父親と死に別れ、育ててくれた母親も失った主人公の女子高生が、顔も見たことのない祖父から招待された幻夜という豪華な特別列車の中で、同じく幻夜に招待された「テツ」(鉄道おたくの人)たちと殺人事件に巻き込まれます。
 佐々木倫子さんはペパミント・スパイの頃から、登場人物のトボけたキャラクターで和ませてくれるマンガ家さんですが、今回の主人公もポーっとしているかと思えば妄想の世界に暴走するちょっと不思議な人物です。でも、幻夜に乗り合わせた5人のテツたちも負けず劣らず変わり者。人物描写でニヤリとさせます。
 ミステリとしての満足度は、普段本格ミステリを読み慣れた人にとってはそれほど高くないと思います(もちろん、そうは言ってもミステリの基本は押さえていますが)。しかし、ミステリ界とマンガ界のビッグネームに合作させた試みには拍手を送りたいです。そもそも、綾辻行人さんの長編を読むレベルの満足感をマンガというメディアに求めるのは酷でしょう。
 私は昔から旅行好きなせいか、鉄分の多い友達もたくさんいますし、自分自身も電車での旅行が大好きないわゆる「乗りテツ」なので、テツたちが幻夜で巻き起こすさまざまな騒動には思わず笑ってしまいました。
 最近テツが流行ってますよね、しかも一般の人たちの世界で。マンガ「鉄子の旅」もアニメ化されるようだし、なんとKA-TUNの田中君や塚本高史君が鉄道研究会というドラマ「特急田中3号」もやっているし、「負け犬の遠吠え」で有名な酒井順子さんも「女子と鉄道」なんて本を出したりもしているし。(ちなみに私は乗りテツとして、これらの作品はすべてチェックしています・・・。)

北海道ぐるり旅〜北海道観光の情報が満載!


Posted by red2key
北海道 / 00:49 / comments(0) / trackbacks(8)
感染
評価:
仙川 環
小学館
¥ 580
(2005-08-05)
舞台:東京都三鷹市

 ウィルスの研究者である私立大医学部助手の女性が、優秀な外科医である夫が前妻との間に儲けた子どもの誘拐事件と夫の失踪をきっかけに、殺人事件とその背後にある大きな陰謀に巻き込まれて行きます。
 著者は医療系に実績のあるジャーナリストだそうで、臓器移植における問題など考えさせられる事例が多く盛り込まれ、読み物として興味深く読めます。夫が殺人の疑いをかけられ、その疑いをはらすため主人公が奔走するうちに、次から次へと事件に巻き込まれるストーリー展開もミステリとしてそこそこ面白いです。
 前妻と自分の容姿を比べながら、私は研究者としては優秀だけれど美人ではない、なぜ私は夫に選ばれたのだろう、と自問自答を繰り返す部分がイタくて好きになれなかったですが・・・。

三鷹市タウン情報コミュニティ::みたかっぺ
Posted by red2key
東京 / 23:30 / comments(0) / trackbacks(0)
青い城
評価:
ルーシー・モード・モンゴメリ
篠崎書林
¥ 1,223
(1983-01)
舞台:カナダ、オンタリオ州マスコウカ地方

 小学生のとき図書館で読んで以来の愛読書。マスコウカ地方を舞台に、母や親戚に抑圧された29歳のオールドミス、ヴァランシーが意中の男性と結婚し、理想の暮らしを始める。たいして美人でもなく、気の利いた会話もできない地味な女性として親戚縁者に軽視され続け自信を持てなかった主人公が、心の中でついていた悪態をある日突然ぶちまけ始め(センスのいい悪態が小気味いい!)、周囲が驚く間もなく周囲の頭の固い大人たちにとって非常識な行動を起こしながら自分の居場所(理想の家=青い城)を見出だし育てていくストーリー展開が爽快。
 平たく言えば昔の少女マンガのような劇的乙女ちっくストーリーで、結末のサプライズもなんとなく途中から予想がつくのですが、それでもイイものはイイ!だって女の子だもん!

「赤毛のアン」をテーマに執筆を続けているフリーライター、奥田実紀さんのホームページ
Posted by red2key
カナダ / 22:41 / comments(0) / trackbacks(7)